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令和4年6月13日(月)午後2時から、デイサービスで「箱の数当て」ゲームを行いました。
紙の箱の中に、箱。その箱の中に、また箱が。それが、いくつも続きます。
最初、利用者様に大きな箱を手に持ってもらい、重さを感じてもらい、次に、別の1個を受け取り、その重さを感じ、中にいくつの箱が入っているかを当てるというゲーム。
紙の箱は、ボランティア関係者の方から、使ってくださいと寄贈していただいたものです。
回答は、31セット。26セット。28セットの中から選択。
セットなので、上蓋と箱があり、実際の箱の数はその倍数になります。
「えらい、小さいがいぜ」
「よう、こさえたもんや」
「私にも、ちょっと見せて」
「見っしゃい。こんなにきれいに折ってあるよ」
「こい、ちっちゃいが、中に入っとるがいぜ」
「本当に、折ってあるがやわ」
「とにかく、すごいね」
「あらっ。思うたより小さや」
「かわいらしいね」
「よー、作ったと思うよ」
「あっ。最後に折り鶴入っとった」
「こりゃ。手間かかっとるわ」
「一番でかい箱、16センチ。一番小さいがが、2センチやと」
「ただ折るがならできるけど、こいが出来んわ」
「作った人、全部計算してやったがいぜ」
「私みたいに短期なもん、絶対に出来んよ」
正解は26セットで、見事的中した利用者様は1人だけ。
最後に、全部の箱と、小さな折り鶴を机の上に展示すると、利用者様は感心しながら見入っていました。
令和4年6月13日(月)午前10時から、1階広場で「鬼平犯科帳・討ち入り市兵衛」上映会を開催しました。
平成4年12月2日放送で、中村吉右衛門、中村又五郎、下川辰平、多岐川裕美他出演です。
ある夜、五鉄の前に深手を負った男が倒れていた。
男は、松戸の繁蔵という盗賊だった。
繁蔵は、平蔵の密偵彦十の昔馴染みであり、伝説的な盗賊蓮沼の市兵衛の片腕と言われていた。
市兵衛は時間をかけて準備し、決して誰も傷つけずに大仕事をする本格の盗賊。
平蔵のはからいで医者を呼び、彦十らは繁蔵の介抱にあたった。
やがて、繁蔵に代わって、彦十が市兵衛のもとに出向き、繁蔵の容態を伝えた。
市兵衛は、盗賊の源内から、江戸に進出する手助けをしてほしいと再三言われていたのだが、信条の違いを理由に断っていた。
それがもとで繁蔵は命を狙われたのだった。
ほどなく繁蔵は無念の死を遂げ、市兵衛は壁川一味への仇討ちを決意する。
市兵衛らの動きを追って、なりゆきを見守っていた平蔵は。
令和4年6月9日(木)午後2時から、ひばり野苑・ユニット広場で「愛染かつら」上映会を開催しました。
昭和13年封切で、田中絹代、上原謙、佐分利信、高杉早苗、河村惣吉、霧島昇他が出演です。
高石かつ枝は、看護婦仲間に、子供と一緒にいるところを見られてしまう。
病院では看護婦は独身が原則で、仲間に責められるが身の上を話し、皆の承諾を得る。
そんなとき、院長の息子津村浩三が復員し、パーティーの席上、浩三は、かつ枝に心を奪われてしまった。
浩三は、往診の帰り、かつ枝と一緒に霊木「愛染かつら」を訪れる。
ある日、浩三に縁談がもちあがった。それは、病院の経営をうまくいかせるための、政略結婚であった。
浩三は、駆け落ちをするため、かつ枝と駅で待ち合わせの約束をする。
しかし、かつ枝は、娘の急病のため、約束の時間に遅れそうになり、タクシーで駅へと急いだのだが、既に列車のベルが。
令和4年6月7日(火)午後3時から、ひばり野苑・ユニット広場で、入居者様の協力を得ながら、花の寄せ植えを行いました。
花の苗は、入善町住まい・まちづくり課から配布されたもので、マリーゴールド、日々草、サルビア、ベゴニアの4種類です。
苗をテーブルの上へ並べてから選び、プランターの中へ植えていきます。
手慣れた入居者様ですから、手の動きがはやく、職員はついていくのがやっと。
「ここに、入れりゃあ、いいがけ」
「うん。もうちょっと、右がいいわ」
「上手、上手」
「いいがに、なったねか」
「ここ、掘ろか」
「もっと深なと、堀った方がいいかも、知れんよ」
「あれ。きれいになったぜ」
「これなら、みよいみよい」
「可愛い花、いっぱい並んだね」
「これから水やるが、忘れられんぞ」
プランターは5個準備。そのどれもが、植えた花の苗でいっぱいです。
入居者様は、「これから花が開くが、楽しみやね」と、優しい笑顔で植えたばかりの花の苗を見つめていました。
令和4年6月7日(火)、ショートステイで「新男はつらいよ」上映会を開催しました。
昭和45年封切、渥美清、栗原小巻、財津一郎、浜村純、佐山俊二、太宰久雄、笠智衆、倍賞千恵子他出演です。
名古屋の競馬で大穴を当てた、寅さんが、久しぶりに生まれ故郷の柴又へ帰って来た。
柴又では、寅さんのおいちゃん夫婦、妹さくら、その夫博らが寅さんの噂に花を咲かせていた。
寅さんは、競馬でとった百万円を見せびらかして大得意。
日頃の恩返しで、おいちゃん夫婦を、ハワイ旅行に行かせるのだと大はりきり。
弟分で、今、旅行社に勤める登に、準備万端整わせた寅さん。
日一日とハワイの夢に胸はずませるおいちゃん夫婦を見て、寅さんは満更でも。
その噂は近所へと知れ渡り、寅さんの株はグッとあがった。
飛行機でハワイへ出発するその日がやってきたのだが、登の社長が大事な寅さんの金を持って。
令和4年6月26日(月)午後2時から、デイサービスで「丁か半か」ゲームを行いました。
壺ならぬ紙コップの中へ入れて振って出たサイコロの目が、丁(偶数)か半(奇数)かを当てるというもの。
利用者様に配られたのは、ペットボトルのキャップが5個で、それを、1個ずつ丁半どちらかへ置きます。
キャップを置いたところの目が出ると、胴元から1個もらえて計2個に。
手持ちのキャップが全部なくなると、借りることができるというルールです。
「また、ダメやった」
「あれーっ。丁じゃ、なかったよ」
「もう、2つだけになってしもたぜ」
「あら、まぁ。どうして、置いたとこのが、出んがいろ」
「負け、こんどる人、私だけじゃないがいね」
「私、キャップないがなったから、5個借りにゃならんわ」
「思うたがと、反対ばっかり出るがいぜ」
「あんた、どうしてそんなに強いが」
「ありゃー。ダメやった」
続いて、2個置いても、いいルールに変更。
2個置いて、それが当たると、置いた分を含め計4個が手元に。
「当たった、当たった。こんで、借金返せるわ」
「これ、なんちゅう、おもっしょいゲームなが」
そして、最後は、好きな数だけ置いてもいいルールに変更です。
最初は、2個、3個置いていたけど、一番最後になると、手持ちを全部置いて勝負する強者も。
見事的中した利用者様もいたけど、撃沈し「私、やっぱり賭けごと向いとらんわ」。
すると、隣に座っていた利用者様が、優しく「そんで、いいがいぜ」。
令和4年6月3日(金)午後3時から、ひばり野苑・ユニット広場で誕生会を開催しました。
昭和3年6月生まれで、満94歳。
そして、昭和11年6月生まれ、満86歳。
6月に誕生日を迎える入居者様お二人です。
お二人、職員が白つめ草を編んで作った髪飾りが、それはお似合い。
ひばり野苑の庭に植えてあった花を摘んで、テーブルの上に。
数えると、花瓶は17個あり、入居者様は口々に「きれいな花で、いっぱいやね」。
そして、おいしいケーキと、コーヒーなど飲み物を準備されており、入居者様全員にお裾分け。
誕生会会場は、入居者様の笑顔で溢れていました。
令和4年6月1日(水)午後1時30分から、喜楽苑で「鬼平犯科帳・流星」上映会を開催しました。
平成2年2月21日放送で、中村吉右衛門、金田龍之介、犬塚弘、河原崎次郎、宮田圭子、多岐川裕美他出演。
風邪で寝込んでいた平蔵の寝所に賊が入り、父の形見である銀の煙管が盗まれた。
平蔵の人気に嫉妬した、元盗賊で今は船頭をしている友五郎が、その鼻を明かそうとやったことだった。
友五郎は、密偵である粂八のかつての仲間で、腕のいい盗人。
そのころ大坂では、平蔵に復讐を誓う生駒の仙右衛門が、刺客である沖と杉浦を雇い、さらには関東一円にその名が轟く、鹿山の市之助と手を組み、江戸の町を落とし入れようと画策。
沖と杉浦は、平蔵の部下である小柳安五郎の妻千代を惨殺。
次いで同心の木下が、さらには門番の治作までもが命を奪われた。
火付盗賊改方に対する挑戦と考えた平蔵は、役宅と組屋敷を厳重に警備させるが、それをあざ笑うかのように、江戸市中に押し込み強盗が頻発。
多くの死人を出したのは自分の責任と、平蔵は毎夜ひとりで市中見回りに出る。
そんなある日、裕福な寺として知られる本明寺が襲われ、寺の者は殺され、盗品は船で運ばれたようだった。
内偵を続けていた粂八は、友五郎が家を出たきり帰ってきていないことを思い出す。