令和6年6月26日(水)午前10時から、1階広場で「鬼平犯科帳 むかしの男」上映会を開催しました。
平成元年12月20日放送で、中村吉右衛門、鹿内孝、亀石征一郎、小林かおり、多岐川裕美他出演です。
平蔵は、幕府の命により甲州へ出張していた。
甲斐、信濃の二州に渡って悪事を働いている、犬目の伝次郎の逮捕がその目的だった。
ある日のこと、平蔵の留守を守る妻久栄のもとに、一通の手紙が届いた。
差出人の名は、近藤唯四郎で、かつて久栄を口説き、捨てた男であった。
平蔵と同じ、本所の旗本の出でありながら、人を殺めるなどして身を持ち崩し、今では盗賊の用心棒になっていた。
近藤の狙いは、久栄の過去をネタに、捕えられた盗賊のひとり、砂吉を釈放することだった。
久栄は、毅然として要求をはねつけた。だが、近藤は盗賊の一味らとともに、久栄の姪妙と、女中しのを誘拐。
期限までに、久栄ひとりで砂吉を連れてこなければ、ふたりの命はないと脅迫してきた。
意を決した久栄は、火付盗賊改方の御用部屋へと。