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寿楽苑日記

1階広場で、「鬼平犯科帳 火つけ船頭」

令和6年10月1日(火)午前10時から、1階広場で「鬼平犯科帳 火つけ船頭」上映会を開催しました。

平成3年12月18日放送で、中村吉右衛門、下条アトム、竹井みどり、伊藤敏八、多岐川裕美他出演です。

平蔵は岸井左馬太郎と名乗り、馴染みの船宿から船を出した。

時折、川の上から市中見回りをしていたのだ。

船頭には、いつも常吉を選んでいた。

常吉は口無しと言われるほどの無口であったが、心の底は実直で気のいい男。

だが、この日は常吉の様子がおかしかった。

平蔵には、どこか荒れているように見えたのだ。

女房のおさきが、同じ長屋に住む浪人西村虎次郎と浮気しているところを見てしまったからであった。

気の弱い常吉は、山犬のような西村を前にして何もできなかった。

そんな中、落ちた提灯から火がつき、常吉はボヤ騒ぎを起こしてしまう。

以来、常吉は放火の魔力に取りつかれるようになり、ある夜、火つけを試みようと、近江屋の裏手に出た。

腰につるした竹筒の灯油をまこうとしたそのとき、そこに黒い盗人装束の男たちが現れ、その中にあの西村の姿が。

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