令和5年5月11日(木)午前10時から1階広場で、「鬼平犯科帳 木の実鳥の宗八」上映会を開催しました。
平成9年4月16日放送で、中村吉右衛門、大木実、高橋長英、多岐川裕美他出演。
平蔵と同心木村忠吾は、ある日、老人が直参旗本宮口伊織から財布をする現場を目撃した。
老人のあとを追うと、男はかつて木の実鳥と呼ばれた、すりの名人・宗八だと分かる。
木の実鳥とは、猿のこと。
鳥が枝から枝へ木の実をついばむように身軽なところからついた名で、十五年以上も同じ場所に住んでいることからも、その腕の良さがうかがえた。
宗八が金だけを抜き取って捨てた宮口の財布から、ある大店の店と住まいを写し取ったと思われる図面が出てきた。
平蔵の命を受けた与力小林金弥が宮口に当たりをつけると、宮口は動揺を隠せなかった。
平蔵は、宮口が盗賊と何らかの接点を持っているとにらみ、宮口を見張らせる。
同時に、宮口からすりのことを聞いた悪党が、口封じのために宗八の命を狙うことを考えた平蔵は自ら出向き、宗八を当分の間、家から出さないよう仕向けると。