令和5年6月6日(火)午前10時から、1階広場で「鬼平犯科帳 殺しの波紋」上映会を開催しました。
平成9年4月30日放送 で、中村吉右衛門、萩原流行、河原さぶ、多岐川裕美他出演です。
ある夜、火付盗賊改方与力富田達五郎が舟上で、ふたりの男を殺害した。
ひとりは薬種商橋本屋助蔵、もうひとりは船宿菊川の船頭留吉であった。
盗賊犬神の竹松は、その現場を目撃。竹松は、富田の顔を覚えていた。
三年前、富田が盗賊下津川の万蔵一味を捕えた際、竹松は富田に弟の長吉を殺されていたのだ。
竹松は、金百両を要求し、富田をゆすり始めた。
富田の異変に気づいた平蔵は、粂八らに命じて、富田の周囲を調べさせる。
実は、富田が殺した橋本屋は、盗賊だった。
かつて富田の娘幸が大病を患い、市中見回りもうわの空だったころ、富田は、ふとしたことから絡まれ、抜刀してきた若侍を斬ってしまった。
そこを、悪党の橋本屋に見られたのだ。
平蔵たちは、慎重に調べを進め、次第に富田の犯したことに近づいていった。