ひばり野苑で、「喜劇 駅前旅館」上映会
ひばり野苑で、「喜劇 駅前旅館」上映会
令和3年2月15日(月)午後2時10分から、ひばり野苑で、「喜劇 駅前旅館」上映会を開催しました。
昭和38年封切の映画で、森繁久弥、伴淳三郎、フランキー堺、淡島千景、淡路恵子、左ト全等が出演。
生野次平は、駅前にある柊元(くきもと)旅館の番頭で、今日も修学旅行の団体客でごったがえしていた。
馴染みの、旅行会社添乗員小山が、忙しそうに中学生をさばく。
次平は、山田紡績一行のなかの女の客に、腕をつねられた。
その客は、女中のお京にある伝言を残して、発っていった。
次平は、気の合った番頭仲間4人の1人高沢に、あることのしっぽをつかまれ、慰安旅行の幹事にされてしまう。
慰安旅行先に決めた、夏の江の島には、全国から、番頭たちが客引きの腕を磨きにやってくる。
昔、次平や高沢は、そこで芸を張りあったものだ。
次平は、腕をつねられた女のことを、ようやく思い出した。
「懐かしい喜劇役者さん、いっぱい出とったよ」
「あの芸達者なさんたち、映画やとかテレビに出とったが思い出したわ」
「昔の修学旅行ちゃ、あんながやったね」などと。