ひばり野苑で、「愛染かつら」上映会
ひばり野苑で、「愛染かつら」上映会
令和2年11月6日(金)午後2時10分から、ひばり野苑で「愛染かつら」上映会を開催しました。
昭和13年封切の映画で、田中絹代、上原謙、佐分利信、霧島昇等が出演。
高石かつ枝は、子供といるところを、看護婦仲間に見られてしまった。
病院では、看護婦は独身が原則なのだが、身の上を話して、皆の承諾を得た。
勤務先の病院院長の息子津村浩三が復員し、パーティーの席上、かつ枝を見て心を奪われてしまった。
浩三は、往診の帰り、かつ枝と一緒に霊木「愛染かつら」を訪れた。
ある日、浩三に縁談が持ち上がったが、それは、病院の経営のための、政略結婚だった。
浩三は、かつ枝と駆け落ちをするため、駅で待ち合わせの約束をした。
しかし、娘が急病になったため、かつ枝は約束の時間に遅れそうになり、急いでタクシーで駅へ向かったのだが、浩三の乗った列車は、発車のベルとともに。
「あの歌の、映画やったがやね」
「がんばったから、歌手として成功したねか」
「昔の仲間、看護婦服姿で劇場へ応援に行ったが見たら、ジーンときたわ」などと。